回転椅子の上で
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※あんしんBOOTHパック(匿名配送・ネコポス)での発送になります。 ※送料が370円かかります。あらかじめご了承ください。 文学フリマ東京35にて頒布した小説合同誌です。 とある議題を巡っての「僕」の葛藤、死後の世界で猫が目にしたもの、学生2人のポンペイに関する様々な考察、海沿いの町に引っ越してきた少女の出会 い、夏を余らせた大学生たちの日常の断片……。 回転椅子が回るように言葉が、想いが、情景が巡っていく5つの小説を収録した合同誌。 サイズ:文庫判(A6) ページ数:152ページ
収録作品・あらすじ
原ヶ井袋『ある議論』 時に人は、自分の立場を表して一票を投じなければならない場面に出くわす。 最後まで決めきれなかった「僕」の一票は、ついにその会議の結果を左右するまでになってしまう。周囲からの眼差し。決断の時が迫っている。 烏丸沖名『家族というもの』 拾われた猫がある日不慮の事故で死んでしまった。これはそんなとある猫の死後の世界のお話。 どんな 生き物にもいつか来てしまう死後の世界。そこで猫が目にしたもの、待っていたものとは…。 梶槙人『過去より未来への渡し舟』 世界遺産の一つでもあり、現在も発掘が続く古代ローマの都市、ポンペイ。 西暦79年のヴェスヴィオ山の噴火で火山灰に埋もれた街は、現代の私たちに何を伝えてくれるのか。2人の大学生がその一端を解き明かします。 animus-siki『想って、還って、違って、戻って』 初めて百合漫画を読んで、面白く、結果、百合を書きたいなと思いました。 校正さんの感想で「前半ほのぼのだったけど過去作からそう終わらないだろうと思ってたらそうでした」と言われたのでそんな感じの作品です。 橙田千尋『夏の浪費』 夏を告げたのは、スーパーのポテトサラダだった。 珍しい単発バイト、学部棟にある中庭、臨時休業しがちな飲食店、実家にあった中学生の頃の教科書……。夏を余らせぎみな大学生たちによる、日常のいくつかの断片。